
ペットのためのリフォーム
最近は、ペットのためにリフォームする家が増えています。一緒に暮らしていると、人間目線の「こうだったらいいのに。」と動物目線の「こうだったらいいだろうな。」が出てきます。その両方の目線のバランスが大事なんです。
それぞれが抱えている負担を無くして、お互い快適に長く暮らせる空間に、リフォームしましょう。
ペットによって個性はそれぞれで、やはりオーナーが一番分かっていますよね。どんなリフォームが良いのか一緒に考えてみませんか?

Change.1
滑りにくい床材で、愛犬の足腰をまもる。
犬の腰痛や関節症は日本で多く、欧米では少ないといいます。欧米の床はタイルで作られていることが多く、表面が滑りにくいという事が関係しているようです。欧米は「土足文化」ですので、強くて滑りにくい床材を使っているという印象はありますよね。日本の住宅でよく使われるフローリングはペットにとってグリップが効きにくいので、よく愛犬が滑っている姿を目にしませんか?若い時は気にならないかもしれませんが、負担はかかっています。
滑りにくい床材に変えることによって足腰に負担がかかりにくく、将来腰痛や関節痛にかかる可能性を減少させることができるのです。
flooring
フローリングならPET用を。種類もカラーも豊富です。
ワンラブフロア

出典:DAIKEN
小型犬の歩きやすさに配慮し足腰のことを考えた床材です。
猫の吐き戻しなどに配慮し、汚れにも強さを発揮。
ライブナチュラルfor Dog

出典:朝日WOODテック
木肌そのものの感触と耐久性を両立した塗装仕上げとなっており、天然木だけがもつ高級感と温かさにもこだわりながら、犬にやさしい滑りにくさを実現しています。
Tile
思い切って、Tileはどうですか?

出典:LIXIL
■タイルのメリット
・滑りにくい
・キズが付きにくい
・汚れがしみ込まない
・質感がおしゃれ
■タイルのデメリット
・冷たい(冬には寒い)
・固い
・費用がかかる
メリット・デメリットを理解して、Tileという選択をする人も多いです。大型犬だと特に床の痛みが気になるので良いと思います。
空いてる部屋を犬部屋に改装して、そこだけタイルにする人も♪
冷たさ対策としては、床暖房を設置するのも◎
cushion floor
安価で機能性もよい。ペット対応クッションフロア

出典:東リ
ペット用は滑らないのはもちろん、傷もつきにくく消臭効果がある商品も。
あと店舗用を選ぶと土足で使用する事を想定しているので、耐摩耗性・防汚性に優れています!施工も早く、安価ですので取り入れやすいですね。
程よいクッション性は人間の足にもやさしく、音も吸収してくれます。

出典:東リ
LET’S DIY
DIYでさまになる。おすすめ商品。東リ:ファブリックフロア

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デザインも質感も自由に組み合わせ。
フローリングなどへの設置はおくだけで、接着剤など使用しないので、何度でも貼ったり剥がしたりできます。
お手入れも簡単で、部屋の模様替えにも最適ですね。

Change.2
運動して、楽しくストレス発散!

庭の一部をドッグランにしたりウッドデッキを設置したり。
愛犬の遊べるスペースがあるとストレス解消によいですね!もしスペースがあるなら色々考えてみてはどうでしょう。楽しく遊んでいる愛犬の姿を見ていると、幸せな気分になりますよ♪
もちろん安全を第一に考えて計画します。
WOODdeck
日をあびるの大好き。日向ぼっこにも

出典:三協アルミ ひとと木

ペット用の小さなサイズのスロープ。スペースをとらずに設置できます。段差をなくしてデッキからの飛び降りによるケガを防ぎ、上り下りもスムーズに。
ペットが年齢を重ねても、移動しやすいようになっています。
お手入れがしやすい、人工木のウッドデッキもおすすめです。
きちんとフェンスを設置すれば、安心して遊ばせることができますよね。日陰のスペースがあると熱中症対策にもなって安心です。
出典:朝日WOODテック
RUNRUN
走るの大好き。ドッグラン


出典:LIXILガーデンスペース事例より
お庭の一角をドッグランスペースにリフォーム。ペットは大喜びですね♪
お手入れが大変なら人工芝にするという手もありです!
フェンスは安全性を考えて、しっかり設計します。
ペット用水栓柱を設置

屋外でも手軽に水とお湯が使える水栓柱。ペットの足洗いやシャンプーはもちろん、ガーデニングまで、さまざまなシーンで使用できる便利なアイテムです。

ネコはキャットウォークが大好き♪壁のアクセント的なインテリアとしても楽しめます。今は室内飼いが推奨されているので、肥満やストレスの解消にもってこい。歩いたり・隠れたり、見ているだけでもこちらが楽しくなってしまいます。どんなコースを考えてあげるか、オーナーのうでの見せ所では?!
メーカーの商品もありますし、自由設計で造作する事も可能です。
walk・wall
野生を呼び覚ます!キャットウォーク
出典:東リ

ねこルート・ねこボックス
高い場所が大好きなねこが、部屋中を自由に動き回れる、壁付けの通り道と、隠れ場所になるボックス(のぞき窓付き)です。
これは楽しそうですね♪



ねこステップ
出典:東リ
自由に取付できるステップ。
収納などと組み合わせてインテリアとしてもおもしろくなります!

出典:sanwa company

NeconoMa
色々なデザインの商品があるので、探すのも楽しいです。

Change.3
専用の出入口をつくろう!


ペットと生活する家あるあるですが、つねにドアはあけっぱなしが多くないですか?
ペットのとって色々な部屋を行き来できるのは、回遊性があってストレスフリーでもあります。
ただ暖房・冷房の季節にはあけっぱなしという訳にもいかないので、専用の出入口があれば便利です!
人間にとっても、光熱費が節約できて、ドアを開けてあげる手間もなくなりますね。
開けて欲しいとドアをカリカリして傷がついてしまうので、防ぐこともできます。
My route
好きな場所へ。好きな時に。

出典:Panasonic

Change.4
プライベートな空間をつくる。

犬にとって落ち着くのは穴ぐらのような場所だそうです。ハウスを置いている人も多いと思いますが、デッドスペースを活かして落ち着く場所を作ってあげれば、空間もすっきりで、お気に入りの場所になるかも。

トイレを見られたくないコも多いです。ちょっと隠れた場所にトイレスペースを設置してあげれば、おそうじもしやすくて、お部屋の美観もそこねません。
My Room
おちつく場所

出典:ペトハピ
既存の収納下に、スペースを造る。
お部屋もすっきり、ペットには嬉しい。

トイレスペースを共有💛

出典:RoomClipより

匂いも気にならないし、お世話も楽になる。
Change.5
気になる事を解消
一緒に生活していく上で、気になる事がでてきます。
今はペットと暮らす事を想定して、新築の計画をするお家も多いです。しかし以前は今ほど、ペット対応の商品や提案も進んでいなかったので、「変えたい」と思う部分は多いと思います。
ペット対応の商品も豊富になり、知識や事例も増えているので、リフォームで解消出来る事って多いですよ。

cat scratcher
爪とぎに負けない。強くする。
ひっかき傷と汚れに強い壁紙に変える

出典:リリカラ
「引っかきキズと汚れに強い」壁紙は、膨らみの少ないデザインで、かつ、表面に引っかきキズや汚れに強い透明なフィルムをラミネートしているので、キズや汚れがつきにくく、汚れが付いてもふき取りやすくなっています。
表面強化は普通の壁紙の50倍!
腰壁に変える

「ハピアウォールハードタイプは普通の化粧板よりも傷がつきにくい特殊強化化粧シートを採用した腰壁です。猫が爪とぎをしても傷がつきにくいので、見た目が荒れた感じもしません。カラーバリエーションもっ豊富です。

Window screen
網戸も強化。プラス飛び出しを防止。

出典:リクシル ペットネット

ペットがいるとどうしても破損しやすいのが網戸です。外に出たくてひっかいてしまったり、ねこだと網戸をよじ登ったり!
ペットネットは網を樹脂コーティングすることで強度をアップ。
ペットがツメで引っかいても、網目がズレにくい構造です。ストッパーを付ければ、ペットの不意な飛び出しを抑え安全に配慮できます。

Care
お互い快適なのがいい。
散歩あとの足を洗いやすい洗面化粧台にリフォーム

ボウルが選べる

シャンプーマットで滑らない

トクラスのアフェットは、ボウルに深さがあり、ペットプランを選択できます。ボウルの面がフラットで、マットを敷けば滑らないので安心。小型犬ならシャンプーすることもできるんです。
ドライヤーボードで広く使う
スペースがあるなら、専用のシャンプー台があると何かと楽です。


設置するスペースがあるなら、専用のシンクがあるのはベスト!シャンプーを自宅でもする人にとっては腰も痛くなるし、一苦労です。
専用シンクならペットにとっても安全で、比較的らくにシャンプーすることができます。

Noise
気になる雑音をカットする。


気になる音の対策には内窓がおすすめ。
ペットの声が、ご近所の迷惑になっていないか気になる方は多いと思います。
逆に外からの騒音によって、ペットが反応して鳴いてしまう事だってあります。
雷・救急車・インターホンなどに反応して吠えてしまうコもいます。
そんな時の対処として、内窓がおすすめ。
内窓と言えば、断熱や結露防止などの印象が強いと思うのですが、防音効果がとても高いのです!取付けた時に1番実感するのが、防音性かも。
もちろん断熱・遮熱効果や省エネ効果もあるので、人間にもペットにも優しいですよ。

Smell
気になるにおいに対処する。

天井埋込型 ナノイ発生器「エアイー」


天井埋込型でじゃまにならず、臭いの気になる箇所への設置でナノイーイオンによる脱臭効果が得られます。
漆喰の塗り壁

強アルカリ性の成分による調湿性や殺菌効果、その他に化学物質や匂い・菌類を吸収して分解してくれる働きがあります。

布製品はこまめに洗濯する・トイレはマメに掃除するなど、自分で出来る事をしていても匂いが気になる事もあります。リフォームによる改善方法はたくさんあるので、状況に応じてご提案できます。